遥か彼方の空

「………約束したから。私が殺すって……。私は『破壊』する事しか出来ない……だから……だから私は……芹沢鴨を『破壊』した」

それが理由だよ……そう言うと、表情が曇った。

(結局、私に出来る事は人を殺める事だけ―……)

芹沢と共に過ごしたいと思いながらも、最終的に私が殺す事になった。

“俺は殺されるなら、お前に殺られたい―……”

“……………わかった”

それが、芹沢との約束だった。

(私がっ……私が芹沢を殺したんだ!!私がっ……自らの手で……!!)

なんとも言えない気持ちが沸き上がってきた。

けれど、

もうこの世に芹沢はいない―……

その事実は変わらない。