遥か彼方の空

芹沢暗殺の夜―……。

土方達は宴を開いていた。

多くの隊士達がドンチャン騒ぎをしている中、芹沢の周りだけ空気が重かった。

(……芹沢さん、殺される事に気がついてるみたいですねぇ~)

沖田は芹沢の方を見ながら思った。

(それに……今日はあのくっつきぼうの刹那がいないとは……まぁ、そっちの方がやりやすいですけど)

元々あまり酒を飲まない沖田は、ちびちびと酒を口に運んでいた。

そして、気づいた頃にはほとんどの隊士が酔いつぶれて寝ていた。

芹沢も退席している。

土方さんと目が合うと彼の目が鋭くなった。

(いよいよか……)

土方は立ち上がって、自分の部屋に戻るかのように部屋から出ていった。

それをみた沖田達も立ち上がり、土方に続いた。