遥か彼方の空

―小さい頃の夢を見た……。

私の隣には桜良がいて、二人で笑っている……。

ちょうどそこに、冷鬼が来た。

いつも、なんだか桜良を取られそうで、私は焦っていた……。

だけど、私にとってその時間は楽しくて、ずっと続けばいいのに、と思ってた。



だけど、現実は甘くない―……。



次に映ったのは桜良が血まみれで倒れている場面。

私は彼女を守る事が出来なかった……。

いや……最初から守れるわけがなかった。

だって……

私は……『破壊』の力しか持っていないから。

私の本当の名前『魁』は『破壊』の『壊』という読みからつけられた。

この世に誕生した時から私には『破壊』する事しか出来なかった……。



だから、今回も……



私は芹沢を守る事が出来ない―……。




その代わり……



私はあなたを『破壊』する―……。