遥か彼方の空

「…別に同情するつもりなど少しも思っていない。…ただ…ただ、お前が時々何かに怯えた目をするのが気になっただけだ」

斎藤はそう言うと、静かに刹那を見た。

(…何故かは分からないが、コイツの事が気になる。…コイツは俺達の予想以上に…厄介な奴かもしれない)

「…お前の事を知りたい。…向こうで何があったのか、俺達に話してみろ」

…斎藤がここまで言うのは予想外だったなぁ~。
どうせ、此所からはいなくなるんだしあの時の事を話すか…。

心を決めた刹那はポツリポツリと話し始めた―。