「……ッな…?」



「私は、湊司先輩の優しい所とか、守ってくれる所とか、笑った顔も照れた顔も、全部好きなんです。」



王子は更に赤くなる。



「でも、湊司先輩が私を好きになるような要素が私にあるとは思えません…。」


「……何、言ってんの」


「…こうして会うのだって、お昼休みだけじゃないですかッ…。」



うぅ……

自分で言って

すごいダメージ受けた…







コホンッ
って王子が咳払いしたと思ったら


「……俺は…」


王子が話し出した。