「? なんで??いるよ?
この前はおじさんの家に招待してもらえたんだけど、晩ご飯の時間も近かったから断ったんだ。」


「……瑠衣、晩ご飯の時間じゃなくても断らなきゃだめだよ。」


「………ん?」


せっかく気を遣ってくれてるのに?








すると和音ちゃんは
すごい速さでメールを打ち始めた。



すごい




恐い顔してる…









"バタンッ"って携帯を閉じて
和音ちゃんが急に


「瑠衣ちゃん、明日は駅前の図書館でテスト勉強です。」


って言った。


「……?」


「和音先生が英語を教えて差し上げよう!!」


「わーい!!」




助かる。

和音ちゃん、すごく教え方うまいから中学生の時も毎回お世話になってた。






和音ちゃんはまた携帯を開いてボタンをカチカチ



「……んーー。じゃ、
午後2時開始でっ!
時間大丈夫?」


「もちろん!」





って答えたら和音ちゃんは
何故かすごくニヤニヤして

「むふふっ」って言って

スキップしてた。


ボブヘアーが"ぽわんっ"って揺れてとっても可愛いかった。