「るぅーいぃーー!!」

「うわっ…!」


お母さんが家の前で私を抱きしめた。





「…ちょっと、
どうしたのお母さんっ!
仕事は…?」


「可愛い娘が変な事されて
呑気に仕事なんかできますか!!」


「…なんで知ってるの?」


「皆瀬くんに聞いたのよっ
本当にありがとうねぇ!!」


「…いえ。」

「詳しくは和音に聞いたわ」

「あ、はい。」




…なんで、ここで和音ちゃんが出てくんの…?


って聞こうと思ったら
大人な雰囲気の女の人が近寄ってきた。



「お話伺ってもよろしいですか?」


「あ、どうぞ」


お母さんが家の中に案内したのは警察の人で、

今日あったことを全部話して欲しいって言われた。