大貴と私でその紙の場所に向かった。
そこには。

ほんと、夢のような豪邸。

「ここに入れと?」
顔が引きつる・・・。
だけど、大貴は・・・。
「まぁ、入れば分かるだろ」
と、冷静。
なんで冷静!?
私は大貴のこと好きだから
心臓バクバクだよ。

まぁ、大貴は違うと思うけどさ・・・。
そう思うと心が痛んだ。


「すご~い!!」
キレイな部屋がいっぱいついてて、
家具もそろえてある。
「ん?ここ私の部屋かな?」
「こっちは俺の部屋だ。」

部屋のベッドの上、
そこには紙が。

2人で生活してね!
お金は送るから♪
家具もそろえておいたし不自由な事ないんじゃない?
じゃ、明日から学校よろしくね。

その手紙と添えられていたのは
すごい大金。

「すご・・・。」
やっぱりうちの母親はすごいなぁと
思う。

「大貴?」

大貴も同じ紙があったようだった。

「まぁ、しょうがねぇか?一緒に暮らすしか。」

え?
いいんですか?こんな私でも
いいんですかぁ~?

心配になりながらも
2人の新しい生活が始まった。