バンッ―! 「嫌だよ雪っ!! ‥ねぇ、雪ぃー!!!」 目を詰むってベッドで 仰向けになってる雪。 私はふと気付いた。 「な‥んで‥?」 昨日まで雪の口にあった 緑の酸素マスクがなくなっている。 自分の顔がだんだん 青ざめていくのがわかった。 雪‥ 本当に死んじゃったの? 私に何も言わないで 逝っちゃったの‥? おかしいよ‥ 神様、雪を‥ 雪を返してください。 「‥っ‥雪ぃ――――」