そんな私が16歳になったクリスマスのよる、ある夢を見た……






「………………う………………な」




「…………え?」




「ゆ………う………な…
……」




「…………え?…………何?…………呼ん……でる……?私を……呼んでる?」




「ゆ……う……な……」






それはそれはまるで天空の彼方にある天国のような、みたこともない空間。そこで私は何か暖かい光の毛布のような、なんとも不思議なものに包まれていた。




「…………なに、これ?」