神様からの贈物

僕が夕凪と姉ちゃんとそんなやりとりをしていたとき、この病室に医師らしき人が入ってきた。


「盛り上がりのところ悪いんだけど……回診だよ。夕凪ちゃん。」

「あ、渚先生。」

「回診か……すいませーん先生、今このバカ連れて出ますねー。」

「ハハハ、またね遥君。」

「あ、待って遥。これ、お願い書いといたから、よ・ろ・し・く。」

そういって夕凪に紙切れを渡された。


「じゃあいくよ、遥」

「……ウィース。」

そうして僕と姉ちゃんは病室から出て行った。




「今度遥の友達を連れてくること………」

紙切れにはそう書かれてあった。

「りょーかい、夕凪。」