そんなとき、幸か不幸か姉ちゃんが病室に入ってきた。
「あれ?遥じゃない。何してるの?まさかあんた……夕凪を口説いてるんじゃないでしょうねー。」
「げ!?姉ちゃん?やべっ……」
「やべっじゃないわよ。こんなところで何やってるのかなー。」
「あのー夏樹さん?遥とは姉弟なんですか?」
「あぁ違う違う。あたしを遥が勝手に姉ちゃんって呼んでるだけで、このコ、私が6年前にここに研修生としてきたとき、研修生の私たちにずいぶんイタズラかましてくれて……。それから度々ナースステーションにあらわれるもんで……すっかり馴染んじゃったんだよねー。」
そう、姉ちゃんは僕の本当のの姉ではない。
でもよくこの病院に来てたせいか、看護婦さんたちとはずいぶん顔なじみになった。
特に夏樹姉ちゃんは僕を弟のようにみてくれていて、よく遊んでくれたし、からかっても自然体で絡んできてくれた。
あと一番叱られたのも姉ちゃんにだ。
だから僕は姉ちゃんの前では父さんの前よりも自然体でいられたし、そんな姉ちゃんには未だに頭が上がらない。
「あれ?遥じゃない。何してるの?まさかあんた……夕凪を口説いてるんじゃないでしょうねー。」
「げ!?姉ちゃん?やべっ……」
「やべっじゃないわよ。こんなところで何やってるのかなー。」
「あのー夏樹さん?遥とは姉弟なんですか?」
「あぁ違う違う。あたしを遥が勝手に姉ちゃんって呼んでるだけで、このコ、私が6年前にここに研修生としてきたとき、研修生の私たちにずいぶんイタズラかましてくれて……。それから度々ナースステーションにあらわれるもんで……すっかり馴染んじゃったんだよねー。」
そう、姉ちゃんは僕の本当のの姉ではない。
でもよくこの病院に来てたせいか、看護婦さんたちとはずいぶん顔なじみになった。
特に夏樹姉ちゃんは僕を弟のようにみてくれていて、よく遊んでくれたし、からかっても自然体で絡んできてくれた。
あと一番叱られたのも姉ちゃんにだ。
だから僕は姉ちゃんの前では父さんの前よりも自然体でいられたし、そんな姉ちゃんには未だに頭が上がらない。

