神様からの贈物



次の日、夏休みまっさかり7月末、僕は今日もいつもと同じように父さんの手伝いに病院に来ていた。

内心、またあのコに会いたいというキモチは会った。

でも僕は黙々と手伝いをしていた。


仕事をしてると、源じいに会った。

源じいはこの病院に僕がまだ子供の時からここに入院していて、よく面倒をみてもらってた。


「源じい、こんちわ。」

「おう、ボウズ。精を出して働いとるな。」

「源じい、俺もう16だよ?ボウズはカンベンしてよ。」

「ワシからすればまだまだボウズじゃよ。」

「それよりボウズ……昨日もまたあの塔にいたじゃろ。しかも昨日は女の子もいて楽しそうじゃったが……病室からまる見えじゃったぞ?」

「え?見てたの!?。たしかに立入禁止のあそこに急に女の子があらわれたから……その……」

「ずいぶんとかわいらしい女の子に見えたが……ハッハッハ……若いっていうのはよいのう。」

「え?ちょっ……どーいう意味だよ源じい。」

僕は源じいとそんな感じで昨日の話をしていた。

そんなときだった……