愛してください。


体育倉庫に着いた時にはすでに先輩達がいた。

『遅くねぇ~?麻宮ぁ~??』
と化粧の濃い顔を近づけてくる。

「…」
ただ、私はひたすら黙っておく。

『調子こいてんじゃねぇよっ!!!!』

ガッ、ダンッ、

「つぅ…」

『早く龍貴と別れろよ!!!』

ドカッ、バキッ、

5人の先輩達は容赦なく私の体を傷つける。

『うぜぇんだよッ!!!』

言葉の暴力とともに…。


痛みに耐えて先輩がある物を手に持っていた。

『あんたうざいから。』

『ちょ…それはやばいんじゃない?』

周りの先輩達は少し動揺していた。
『大丈夫だよ、ばれないから。』

と言い手に持っていた木の棒を私の頭に振り落とした。




ゴッ、









聞きたくもない音が私を襲った。



頭をやられ、意識がなくなった。