先輩に惚れた日






「...はぁはぁ」




息が乱れながらも
伊吹が急ブレーキかけたから
伊吹の背中にぶつかッた




「ッ?!ゎ!!ごめッ」



「かッこぃぃ」



「へ?」



あ、それでか



体育帰りの佐藤先輩を
ちょッとでも見ようと靴箱付近まで
私を連れてきたわけか




佐藤先輩は
髪をくしゃくしゃさせてる





何かこうやッて
小さな日々に好きな人が出来て




その人を見たい!!会いたい!!



ッて思ってうきうきしてるのッて
何かいいなあ....