あれから5年が経っていた。


最後に電話した日、

龍司ゎ交通事故で・・・


すごくすごく難しい手術が必要になった。


それで、

アメリカのすごい有名な大学病院に送られた。



それでね、

やっと昨日退院できて、


今日一番の飛行機で私に会いにきてくれた。


ずっと行ってあげられなかった。


だから・・・

少しだけ罪悪感のようなものを感じたけど、

龍司を見てそんなの全部吹き飛んでしまった。









「まなみ!!!



久しぶりだな・・・」


龍司の目が少しだけ潤んでいるのがわかった。


龍司ゎ私を抱き上げると、

思いっきり抱きしめた。



そして、次に

私の横にいたアミを抱き上げ、


ほっぺにキスをした。


「アミ・・・

ごめんな、あの時は本当に悪かった。」



「いいよ・・・

もう」


アミとパパゎ五年ぶりに仲直りをした。


「それで・・・

さきの調子はどうなんだ?」



龍司が私の顔を真剣に見た。


「さっきも、

病院に寄ってきたんだ・・・。


最近ずっとなかなか調子が優れなくて・・・



今回ゎ本当に危ないかも知れないって・・・」


私ゎ下を見ながら言った。


「さっそく・・・

さきに会いに行っていいか?」


「うん。行こっか。」


私ゎアミの手を引いて、龍司と手をつないで航空を出た。