―――ピーポーピーポー
しばらくすると、救急車がやって来た。
緑は救急車のタンカに乗せられ、アタシは付き添いで、この街で一番大きな病院に向かった。
病院に着くと、緑は集中治療室に連れられて行った。
アタシのせいだよね。
あんな血まみれになっていたの。
緑のケガ全部、アタシが作った傷。
アタシのせいで緑は………。
その時―――…
「愛梨さん、行きましょう!」
「へ?」
目の前には、頭と手と足にガーゼをしてニコニコしてる緑。
ななな、何で?
アタシが口をあんぐり開けてると、
「口の中に虫、入りますよ?」
と言って、笑われた。

