でも、こんな事を幾度も考えていちゃ、前に進まない。

進まなくちゃ。 前に。


アタシは南城日向に精いっぱい微笑んで、答えた。


それからアタシ達は倉庫に戻り、色々楽しんだ。

あの週刊誌は無くなっていて、他の週刊誌までも消えていた。

多分、処分したんだと思う。


そんな何気ない気遣いに、胸が温かくなった。


帰りは6時位になったけど、ちゃんと南城日向に送ってもらった。

本当はもうちょっと、みんなと一緒に居たかったけど、南城日向が用事があるからって。


まあ、我儘は言えないしね。



そんなこんなで、アタシ達は順調に進んでいた。

まさか、裏で着々と計画を立ててる奴らの存在にも気づかずに……。