―――パタン…


この部屋はベットが一つあるだけ。

いつもなら、これもただの静寂。


なのに、
なのに……

「――っ!!!」

アタシは泣き崩れた。

ただただ、溢れてくるのは悲しみと涙。


ねえ、どうして?
小さい頃、約束したじゃん。

なのに………何でっ…。


「…っ…どうしてっ……」


―――もう、いい。

ずっと、信じて待っていた。


けど、裏切られたんだよね。

こんなに傷つくのならば、人を信じない方がいい。


だけど何で?

涙は止まんない。


目からポロポロと、

まるで小さな雨の様に白い床に落ちて行く。


ヤダよ。

こんなに傷つくなんて、思わなかった。