何て考えながら、雑誌をただただ捲ってると……


ドクンっ


1人の男が目に止まった。

そこに写ってる男は、美形で、お洒落をしてて。

昔の面影など1つもなかった。



ただ、単純に固まった。

アタシの頭の中は一瞬で真っ白になり、思考停止状態。


う、ウソ…でしょ?
そんなっ……


で、でも―――…。

アタシは大きく一面に乗ってる見出しを目にして、ショックが隠せなかった。



心が一気にかき乱される。
ど、どして?


アタシは次のページを捲った。


そのページにも、その人は載ってて……。