そうこう言って、着いた倉庫。
いつも通りに声を掛けられ、いつも通りに愛想笑い。
そして、いつも通りに奥の部屋を開ける。
そう、いつも通――――
「愛梨―――っ!!」
「ふぎゃっ!」
そ、いつも通りじゃないのは、翔に懐かれた事。
「おはよ、愛梨」
「頼、おはよう」
お皿にパンを乗せ、片手にはコーヒー。
黒いソファーに腰掛け、まさに大人だ。
「翔、みんなは?」
「奥にいるよ」
ってか、翔。
「身長、伸びたね」
アタシが翔の頭に手を乗せると、翔はアタシから放れて見下した。
昨日まで同じくらいの身長じゃ無かった?
何か、5センチくらい伸びてるよね?
「愛梨も伸びるよ!」
「あ、あは?」
……そうだったらいいのに。
アタシ、最近身長が伸びないんだよねー。
何でだろ?

