花咲く所に恋来たる☆



「…はいはい、今から来るよ」
『わ~い!! 待ってるね!』
「はいはい」

アタシは電話を切り、身支度をして、お家を出た。



すると、玄関の前にいつものベンツが止まっていた。

そして、その中から……
「愛梨さん! 迎えに来ました!!」

元気よく手を振ってる、笑顔が眩しい男が居た。

「え…っと?」

             Midori
「あ、すみません。 俺の名前は緑です」
「緑か。 よろしくね? 緑」
「ハイ! じゃ、行きましょうか?」
車のドアを開けてくれる緑。


何か、こういうの慣れないな?

アタシが乗り込むと、横に緑が座ってきた。

「昨日の愛梨さんのパンチ、感激しました!」
「あ……そ、そう? 見てたんだ…」
「はい、それはもう、みんな!」
「は?! み、みんな?!!」

そそそ、そんなぁ。
隣で笑ってる緑。

全然笑いごとじゃないんだけど……。