「ねぇ、2人供。 あたしと和也は2人の友達でしょ? 和也はどうか分からないけど、私は友達だと思ってる。 香南とはずっと一緒に居たし。」 涙ぐんでいく奈津樹の声は少しガラガラになっていく。 次第には小さくなって行った。 「奈津樹も俺も。 2人から聞きたかったよ。 2人が悩んでるときに力になれたかもしれないだろ? 一人で乗り越えていこう!なんて思わなくていいんだ。 支えあって、助けあって。 友達はそのためにいるんだから。」 奈津樹の代わりに和也は言った。