「か~な~ん~っ♥」




超テンションMAXで奈津樹が私のもとに来た。



「すっごくカッコイイ人いたぁ。
皆からも王子って呼ばれてるしね!!
ファンになっちゃったー。」



「そ。」





私は目を向ける事もせずに、ひたすら問題集を解き進めた。




「どこまで勉強が好きなのよッ!」



「うっさい。
邪魔しないで。」