狼!?王子サマ☆*






「ちょっと!
何あの子。」



「やめなよ、奈津樹。
私…関係ないから。」




走り出そうとする奈津樹へ私は言った。




少し悲しい顔をする奈津樹を見ないフリをして歩き出す私。




ごめんね。




私はただ逃げてたの…。




もう恋なんかしない。




どうせ別れる。





どうせ苦しみ、悲しむ恋なんてしない方がマシだっ!