狼!?王子サマ☆*







「好きなのに。」




私もだよ、流。




好きで、好きで。




流が私を想う以上に私は流を想っているだろう。




「ありがと。
流…-。」



口に出たのはその一言だった。




私の声を聞いて流は勢いよく立ちあがった。




がーんと椅子のが一室に響いた。



「ありがとね、流。」


「嘘…-!
起きてた訳!?
いつから聞いて…」


「ごめんって謝るとこからかな。」




流の顔がカーと赤くなった。





「マジかよ…-。」




告白っぽいところを聞かれた事が恥ずかしいのだろう。





別に恥ずかしがらなくてもいいじゃん。




「私…嬉しかったよ!」