流の悲しそうな顔が頭から離れない。 クラスの皆の視線も痛い。 「ねぇ…-。 香南。 どうしたのよ。 どうして、あんな事…、言った?」 そんな心配してくれる優加に対してもそっけない態度しか取れない。 私が悪いの。 流じゃない。 原因は私の心の強さだ。 私の心が弱いから流を傷つけてしまう。 本当は大切にしたい。 本当は大好きで、傷つけたくないよ。