「可愛い。」



「は?何よ・…急に。」



「っぷ。嘘だよ。」




え!




嘘なのかい。



「いや、マジで可愛い。」



…私。



やっぱり無理かもしれません。




いつまでたってもこの狼で嘘つきな王子サマから脱出できないと思うんだけど。




「…流くん。
ある男子が用あるって来たけど?」




そんな甘い昼食中に1人の男が訪ねてきた。





まったく、KY男。




この男がこれからどんな波乱をおこしていくのか。





まだ予想できずにいた。