「香南ーっ! 流星くん、来てるわよ。」 「分かってるって。 ちょっと待って。」 髪をハーフアップにして睫毛を軽くビューラーで巻く。 そんで適当に盛ってく。 「バッチシ!」 玄関から楽しそうな声が聞こえた。 「流!」 「あ、ようやく来た。 もう遅いから今日は学校休むつもりかと思ったよ。」 え!?そんなに遅かった? 私…いつもより急ピッチで用意したつもりなのに。