抱き合っていた時間。 本当にお姫サマのように思えた。 でも離れて流の顔を見るのが怖かったんだ。 だから「このまま…-」って言ってしまったの。 「香南、ちょっといい? さすがにそろそろヤバいでしょ!?」 「え。」 流と目があった。 しかし、流の目から怒っているという雰囲気は感じなかった。 あまりにも優しく私を見つめて。