「はい!
お弁当。」


「センキュー。
はぁ、ようやく食える。」





黒の弁当箱を開けて、中を見たその時。




「流くぅぅぅーーん!!!」




ごほ。




飲んでいたお茶が器官へ入ってしまった。



「流っ!?
大丈夫っ…?
ちょっと流、とりあえず落ち着いて。」




背中をさすってくれる香南・





ヤバい。




香南。



「和也。
…香南と逃げて。」



「…ふぁ!?
なんでだよ。」