狼!?王子サマ☆*







ソレ…。




言っていい言葉なのか。




スタートの地点に立つ奈津樹ちゃんを見る。




びくびくと震えて、緊張している。




後ろに香南がいるけど。




「奈津樹ちゃん。」



まだ戻らない体力の中で俺は叫んだ。




「!?」



「大丈夫。
できるから。」




とびっきりの笑顔を向けて言った。




しばらくあ然としてたけど、奈津樹ちゃんはうなずいて前を向いた。