ゆっくりと口内に冷たい水が入ってくる。 何度も同じ風にして水分をくれる香南が愛しく思った。 う…嘘だったのに。 俺のだましを真に受けて、こんな事をするのは香南ぐらい。 「はぁ…。」 全てを俺の体内に入れると、香南は大きなため息をこぼした。 「なんか走る前なのに、疲れちゃったー。」 脱力する香南に、俺は。 「んじゃ、癒してやるよ。」