綺麗に飾り立てられたドールハウスの一室の様な部屋に、ちょこんと座る少女が一人。


その少女自身もまるで人形の様だった。


「はぁ…」
だが、少女は鏡を見ながら溜息をつく。


少女の鮮やかな青の髪は、この世界では忌み嫌われているのだ。