「ドアが閉まります。ご注意ください。」 それなのに零は立っていた。 あともうちょっと... 次の瞬間、零は電車の外にいた。 もちろん、彼も一緒。 零の手は赤くなっていた。 どうやらはさまってしまったよう。 そんな零に拓也は 「ほんとごめんな」 と言った。