「まだ平気だよ、お母さん帰ってきてないから」

「そっか…、でも時間やばくなったら帰れよ…」

息が荒い…、すごくしんどそう

「うん。わかってる」


氷河くんが咳込んだ…

辛そう…

「氷河くん、熱計ろ?」

氷河くんの熱を計る

39.7度

上がってる…、薬飲まなきゃ下がらないよね

「氷河くん、キッチン借りるね。おかゆ作ってくるから」

氷河くんは頷いた


おかゆを作って氷河くんの部屋へ持って行く

「氷河くん!おかゆ出来たよ」

「んー、ありがと…」

「はい」

レンゲに乗ったおかゆを氷河くんの口の前に持って行く

「いや、自分で食べれる…」

「ダメ!病人は大人しくしてるの!!」

「わかった…」

氷河くんはおかゆを半分くらい食べた後、

「ごめん…、もういい」
と言った

じゃあ次は薬だよね
私は薬と水を氷河くんに渡し、

「はいっ、これ飲んで」
と言った