「…親父がさ、病気なんだ それで早く跡取りを決めなくちゃなんなくてさ、 俺は三人兄弟の長男だから、あとを継ごうとは思ってたんだ」 私は竜牙が話している間ずっと竜牙をみつめていた 「でも…まさかあんな条件だされるなんてっ…!」 竜牙の顔が苦しそうに歪む 『どんな条件だったの?』 私は竜牙を安心させるように優しく問いかけた