「なんでもっと早く起こしてくれなかったの!?」 「おれも寝坊したんだ。」 亮ちゃんは眉を下げて笑った。 亮ちゃんは癖なのかこの顔をよくする。 何故か私はこの顔を見ると何もいえなくなってしまう。 亮ちゃんも分かっていてこの顔をしているのかもしれない。