「早く、開けてよ」 「だって!引いても開かないんだもん」 鍵を開けたから、普通は開くはずなのに。 「陽人、ドアが開かないように抑えてない?」 両手をあげて、抑えてない事をしめした。 どうしよう!陽人が帰っちゃう。 「ミィ、ドア開けたい?」 何回も頷いた。 「今度、アイス奢ってくれる?」 「……ガリガリ君なら」 この前、漫画買ったらお金あんまり無いんだよね。