特別短編集

「ん、うまっ!」


美味しそうにアメを頬張って笑う稜。




「じゃ、いい加減離れてね?」



未だ肩に巻きついている腕を軽くたたく。




「まぁまぁ、由夏にもあげるよ」




ニッコリほほ笑んだ稜の顔が近づいてきて




え…?


そう思った時には、唇が重なっていた。