Cygnus

+ + +



繁華街にそびえるビルの
地下


知る人しか知らない
隠れ家的なバー


そこは
俺の社交場だった



消えかけた
バーの看板を横目に
赤錆が目立つ鉄の重いドアを開ける


中は
カウンター席と
テーブル席が数十個


入り口とは対照的に
広々とした店内は

間接照明の明かりのみで


うす暗く
酒と煙草の匂いに満ちていた