なんとか
菓子折を受けとる


でも
依然として


体は硬直したままで

視線は
早川護から外れない



「じゃ、失礼します。」


早川護はそのまま隣の部屋に帰っていった




バタンッ!!


ドアがしまる音に
ビクッと身体が反応し


急に全身から力が抜け

私は玄関にヘナヘナと座り込んでしまった