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大学3年の冬

流星群の観測パーティーから
加藤君は

毎日のように
図書館に来て

私がバイトを終わると

一緒に帰ってくれる





もちろん

付き合ってる訳じゃない…



それでも

確実に二人の距離は近づいてるよね…?




「っていうか
じれったい!!」


「うわっ!?」



いきなり目の前に顔を突き出した文香


思わず
声が上ずった