向こうも俺に気付いたのか


視線がぶつかった




射るような鋭い目線




思わず目をそらしそうになる



挨拶した方がいいのかな…?


まったく知らないわけじゃなし





「悪い。
ちょっと行ってくる。」


「「知り合い?」」


キレイにハモる双子

「まぁ、そんなとこ。」


そして
ゆっくり

男い近づいていく



ドクン


ドクン


なんだろう

鼓動がうるさい



男に近づくにつれて

自然にこぶしを握っていた