明るい店内は
ジャズが流れていて

なんだか
落ち着いた


一階は普通の本屋と
さほど変わりない…



二階は
文学芸書や海外文学
専門書物、歴史書…などが多く

一階とは違い

静かで
学校の図書室を思い出す


ふと


パタパタ…


隅から
ハタキをかけているような音が聞こえて

目をむけた


すると

「あ…!」

思わず声が出てしまった

そこにいたのは

黒いエプロンをつけて
ハタキを持った


お隣さんだった