「はぁい?
そんなセリフ言ってみてぇし。」


「だからー。
っていうか、あの子は?」



「あの子?」


学の声に顔をあげた

学の視線を追うと
学食の入り口から

背の高い女が歩いてくる


「あぁ、パス。」

俺はまた視線をテーブルに戻した


「なんでだよ?」


「良い子じゃん。
去年の準ミスだよ!?」


女の名前は

浦崎愛美(うらさきまなみ)

歳は同じ歳で
確か…同じサークルだった気がする


誰もが振り返るような
正統派モデル系美人