由紀に頼まれてから何日か過ぎた今日。



「亜姫〜><」



由紀が悲しそうな顔をしながら
あたしにくっついてきた。



「どうしたの!? 何かあった??」



「大輝と遊ぶの無しになっちゃった。」



いきなり何で??

もしかしてあたしが返事しなかったから!?



「由紀、あたしのせい……だよね。」



あたしがそう言うと

由紀は力が抜けたような声で言ってきた。



「なんかね
『なかなか決まらないなら別に良くね?』って……。
でも、あたしは亜姫も一緒がいいって言ったのに
『だったら遊ばなくて良くない!?』って。
なんか、もうヤダー!!」


「ちょっ、ちょっと由紀!
落ち着いて!?
由紀、こんな事にしちゃってゴメンね……。」



あたしは謝ったけど、由紀は返事をしてくれなかった。


この事があってから、由紀とは気まずくなり

小川の言葉に傷付いて
あたしはまた一層、小川のことが嫌いになった。