次の日から、小川とは廊下で会っても

目を合わせることもなく

メールをすることもなくなった。



「はぁ〜。」



あたしは深いため息をついた。



「どうしたの?亜姫。」


「ん?何でもないよぉ!?」



心配してくれた千尋だけど

本当たいした事じゃないからごまかした。



なんでため息をついたかって?

理由は小川との関係。


小川の誕生日までは、毎日のようにメールをしていたのに

誕生日プレゼントを渡してから、全くメールをやらなくなり
気まずくなったから………。


なんで気まずくなったのか全く分からない。

でも、未だに桜井と倉井は小川のことで茶化してくる。

だから、気まずくなったのも

桜井と倉井が言ってくるから止めたんだろう。



「はぁ〜………」


「…………亜姫。
何があったかは知らないけど、何か悩んでるんだったらいつでも言って!?
文句でも何でも聞くから!」


「千尋………。
ありがとう!元気出た☆」



そうだよね。

あたしには千尋がいてくれるんだもん。

小川のことで悩んでらんない!!


あたしはその日から、小川と連絡をとるのを止めた。