次の日

あたしが学校に着いて、しばらくしてから

クラスの人がどんどん登校してきた。


やっと、ざわざわしてきた教室の中で

詩織ちゃんがあたしの所に来て、話しかけてきた。


あたしはいつも千尋と一緒にいるから、詩織ちゃんとはそんなに話したことがなかったから

話しかけてきた事にびっくりした。



「おはよう、亜姫〜。
昨日、渡してる所見ちゃった!!」


「おはよう〜☆ 渡してる所って………!」



詩織ちゃんは微笑みながら、あたしの耳元で 「小川っ!」 と言ってきた。


あたしは見られた恥ずかしさに
顔が赤くなってきた。



「亜姫、顔赤いよ〜!!」



誰が赤くしたんだよ!!

心の中でそう叫んだ。



「は〜い、ストップ!
詩織、 あんまり亜姫をいじめないのっ!!」



あたしが言い返せないで顔を赤くしていると

千尋が助けに来てくれた。



「いじめてないよ。 ただ報告しただけ☆」


「そっか!なら、大丈夫だね♪」



えっ!?

全然大丈夫じゃないんだけど……?



「千尋、あたしを見捨てないでよ〜。」


「「アハハ〜☆」」



あたしの言葉で、千尋と詩織ちゃんは大笑いだった。