あたしはちゃんと渡せなかった事を後悔しながら帰った。


家に着いて、すぐにケータイで小川にメールを送った。



―――――――――――――――
今日は残っててくれて、ありがとうね☆

それと、やっぱり恥ずかしくて
ちゃんと渡せなかった。

ごめんね。
        END
―――――――――――――――



あたしは、本当に後悔して
反省していた。

そしたら、直ぐくらいにメールが返ってきた。



―――――――――――――――
全然っ!
むしろ、ありがとな☆
        END
―――――――――――――――



普通のお礼なのに、あたしは凄く安心した。

それから、あたし達は少しメールを繰り返していた。


メールが終わり、やっぱりメールを読み返していた。


小川とのメールは、他の人とは違う感じがする。

楽しいから、なかなかメールがやめられないし

何回も、何回もメールを読み返しちゃうし。

友達と普通にするメールでさえ、小川のだと嬉しくなるし、読み返しちゃう。